第二種電気工事士筆記試験解答・解説【平成26年度下期 問11~20】

本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「平成26年度下期 問11~20」について解説する。





問11

低圧電路に使用する定格電流が$20\mathrm{A}$の配線用遮断器に$40\mathrm{A}$の電流が継続して流れたとき、この配線用遮断器が自動的に動作しなければならない時間[分]の限度(最大の時間)は。

イ.$1$  ロ.$2$  ハ.$4$  ニ.$60$

 

解説

配線用遮断器は熱や電磁力により過電流を検知する素子が内蔵され、動作後も復帰が可能である。

「電気設備の技術基準の解釈」第33条に定められている配線用遮断器の遮断時間を表に示す。

 

表 配線用遮断器の遮断時間(定格電流の1.0倍で動作しないこと)

定格電流の区分遮断時間
定格電流の$1.25$倍の電流定格電流の$2$倍の電流
$30\mathrm{A}$以下$60$分$2$分
$30\mathrm{A}$を超え$50\mathrm{A}$以下$60$分$4$分
$50\mathrm{A}$を超え$100\mathrm{A}$以下$120$分$6$分

 

上表より、定格電流$20\mathrm{A}$の$2$倍となる$40\mathrm{A}$の電流が継続して流れた場合、配線用遮断器では$2$分以内に動作しなければならない。

よって「ロ」が正解となる。

 

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類題

 

問12

絶縁物の最高許容温度が最も高いものは。

イ.$600\mathrm{V}$二種ビニル絶縁電線(HIV)

ロ.$600\mathrm{V}$ビニル絶縁電線(IV)

ハ.$600\mathrm{V}$ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)

ニ.$600\mathrm{V}$架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)

 

解説

  • イの$600\mathrm{V}$二種ビニル絶縁電線(HIV)は、最高許容温度が$60^\circ\mathrm{C}$である。
  • ロの$600\mathrm{V}$ビニル絶縁電線(IV)は、最高許容温度が$60^\circ\mathrm{C}$である。
  • ハの$600\mathrm{V}$ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)は、最高許容温度が$60^\circ\mathrm{C}$である。
  • ニの$600\mathrm{V}$架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)は、最高許容温度が$90^\circ\mathrm{C}$である。

 

よって「ニ」が正解となる。

 

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類題

 

問13

極数$6$の三相かご形誘導電動機を周波数$60\mathrm{Hz}$で使用するとき、最も近い回転速度$[\mathrm{min^{-1}}]$は。

イ.$600$  ロ.$1200$  ハ.$1800$  ニ.$3600$

 

解説

周波数を$f[\mathrm{Hz}]$,極数$p$とすると、回転速度$N[\mathrm{min^{-1}}]$を求める式は、

$$N=\frac{120f}{p}$$

であるから、 問題文の値を代入して、

$$N=\frac{120\times60}{6}=\boldsymbol{1200\mathrm{min^{-1}}}$$

 

よって「ロ」が正解となる。

 

類題

 

問14

コンクリート壁に金属管を取り付けるときに用いる材料及び工具の組合せとして,適切なものは。

イ.ホルソ カールプラグ ハンマ ステープル

ロ.ハンマ たがね ステープル コンクリート釘

ハ.振動ドリル カールプラグ サドル 木ねじ

ニ.振動ドリル ホルソ サドル ボルト

 

解説

コンクリート壁に金属管を取り付けるときは、コンクリートに振動ドリルで穴をあけ、その穴にカールプラグを埋め込み、金属管の固定にサドルを使用して、木ねじをドライバで締めつけて取り付ける。

よって「ハ」が正解となる。

 

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類題

 

問15

霧の濃い場所やトンネル内等の照明に適しているものは。

イ.ナトリウムランプ

ロ.ハロゲン電球

ハ.水銀ランプ

ニ.蛍光ランプ

 

解説

ナトリウムランプは発光効率が高く、HIDランプの中では寿命も長い。

また透過性もよいのでトンネル内などの照明に適している。

よって「イ」が正解となる。

 

類題

 

 

問16

写真に示す物の用途は。

 

イ.アウトレットボックス(金属製) と、そのノックアウトの径より外径の小さい金属管とを接続するために用いる。

ロ.電線やメッセンジャワイヤのたるみを取るのに用いる。

ハ.電線管に電線を通線するのに用いる。

ニ.金属管やボックスコネクタの端に取り付けて、電線の絶縁被覆を保護するために用いる。

 

解説

図は呼び線挿入器である。

電線管の中に電線を通線するのに用いる。

 

よって「ハ」が正解となる。

 

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類題

調査中

 

問17

写真に示す材料の用途は。

 

イ.PF管を支持するのに用いる。

ロ.照明器具を固定するのに用いる。

ハ.ケーブルを束線するのに用いる。

ニ.金属線ぴを支持するのに用いる。

 

解説

写真で示す材料は、PF管を造営材に取り付ける際に使用されるPF管サドルである。

よって「イ」が正解となる。

 

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類題

 

問18

写真に示す器具の用途は。

 

イ.リモコンリレー操作用のスイッチとして用いる。

ロ.リモコン用調光スイッチとして用いる。

ハ.リモコン配線のリレーとして用いる。

ニ.リモコン配線の操作電源変圧器として用いる。

 

解説

写真に示す器具は、リモコントランス(遠隔操作変圧器)である。

リモコン配線に使用する二次電圧$24\mathrm{V}$の変圧器である。

 

その他の選択肢については、下記の通り。

  • イは、リモコンセレクタスイッチである。
  • ロは、リモコン用調光スイッチである
  • ハは、リモコン配線に用いるリレーである。

 

よって「ニ」が正解となる。

 

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類題

 

問19

低圧屋内配線工事で、$600\mathrm{V}$ビニル絶縁電線(軟銅線)をリングスリーブ用圧着工具とリングスリーブE形を用いて終端接続を行った。

接続する電線に適合するリングスリーブの種類と圧着マーク(刻印)の組合せで、適切なものは。

イ.直径$2.0\mathrm{mm}$ 2本の接続に、小スリーブを使用して圧着マークをにした。

ロ.直径$1.6\mathrm{mm}$ 1本と直径$2.0\mathrm{mm}$ 1本の接続に、小スリーブを使用して圧着マークをにした。

ハ.直径$1.6\mathrm{mm}$ 4本の接続に、中スリーブを使用して圧着マークをにした。

ニ.直径$1.6\mathrm{mm}$ 2本と直径$2.0\mathrm{mm}$ 1本の接続に、中スリーブを使用して圧着マークをにした。

 

解説

リングスリーブの選び方についての問題である。

 

リングスリーブによる圧着接続は、電線の太さや本数によってスリーブのサイズや刻印が下記表のように決まっている。

電線の太さ[mm]および本数リングスリーブのサイズ圧着ペンチの刻印
$1.6\times2$本
$1.6\times3~4$本
$2.0\times2$本
$2.0\times1$本$+1.6\times1~2$本
$2.0\times1$本$+1.6\times3~5$本
$2.0×2$本$+1.6\times1~3$本

 

  • イで、直径$2.0\mathrm{mm}$ 2本の接続には、小スリーブを使用して圧着マークを小にするのが適切である。
  • ロは適切である。
  • ハで、直径$1.6\mathrm{mm}$ 4本の接続には、小スリーブを使用して圧着マークを小にするのが適切である。
  • ニは、直径$1.6\mathrm{mm}$ 2本と直径$2.0\mathrm{mm}$ 1本の接続には、小スリーブを使用して圧着マークを小にするのが適切である。

 

よって「ロ」が正解となる。

 

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類題

 

問20

特殊場所とその場所に施工する低圧屋内配線工事の組合せで、不適切なものは。

イ.プロパンガスを他の小さな容器に小分けする可燃性ガスのある場所

合成樹脂管工事

ロ.小麦粉をふるい分けする可燃性粉じんのある場所

厚鋼電線管を使用した金属管工事

ハ.石油を貯蔵する危険物の存在する場所

厚鋼電線管で保護した$600\mathrm{V}$ビニル絶縁ビニルシースケーブルを用いたケーブル工事

ニ.自動車修理工場の吹き付け塗装作業を行う可燃性ガスのある場所

厚鋼電線管を使用した金属管工事

 

解説

「電気設備の技術基準の解釈」第176条より、可燃性ガスのある場所では、低圧屋内配線は金属管工事またはケーブル工事によらなければならず、合成樹脂管工事では施工できない。

 

よって「イ」が不適切である。

 

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