【2025年度版発売!】「第二種電気主任技術者講座(SAT株式会社)」のご紹介
※本ページはプロモーションが含まれています。
当サイト「電気の神髄」をいつもご愛読ありがとうございます。管理人の摺り足の加藤です。
2021年9月1日、SAT株式会社より「第二種電気主任技術者試験(電験二種)」対策用の教材が発売になりました。
このうち、私は「合格講座」6科目分(一次試験4科目+二次試験2科目)テキストの執筆を担当いたしました(初の著書になります)。
このページでは、本教材のご紹介とその魅力、使用する際のポイントについてご紹介させていただきます。
教材の内容をご紹介!
教材の概要
今回ご紹介しますのは、こちらの「『第二種電気主任技術者講座』DVD講座+Eラーニング講座」です。
教材の内容としては、大まかに次のようになります。
- 電験二種合格講座(テキスト+講義DVD・Eラーニング)
- 計算ドリル
- 一次試験「理論」
- 一次試験「電力」+二次試験「電力・管理[論説]編①」
- 一次試験「機械」
- 一次試験「法規」+二次試験「電力・管理[論説]編②」
- 二次試験「電力・管理[計算]編」
- 二次試験「機械・制御」
- 5年分過去問題集(テキスト+講義DVD・Eラーニング)
- 一次試験「理論」「電力」「機械」「法規」
- 二次試験「電力・管理」「機械・制御」
- 学習フォローシステム
- 講義音声(MP3ファイル)
- 質問(30回まで無料)
- 各種保証(30日間返金・不合格時保証など)
この教材が向いている方
本教材のテキスト作成をするにあたって、私は次の方の学習に役立つような教材をイメージしました。
- 仕事が忙しく、学習時間がなかなか取れない。
- 範囲が広すぎて(特に二次試験)、どこから手を付けてよいかわからない。
- 市販の教材ではなかなか理解が進まない。
- 数学の基礎や「理論」科目の問題などに対応する計算力に自信がない。
- 特に二次試験に備えて、演習を多めにやりたい。
- 何度か受験したが合格には至らず、もっと理解が進みやすくなる教材を探している。
- いろいろなものに手を付けず、なるべく1つの教材で学習したい。
- 自宅以外に場所を限らず、通勤時間中や外出先で手軽に学習を進めたい。
上記に加え、何より自分が「こんな教材があったらいいな」と思うような具現化した形になります。
自分が受験生だった当時、苦しかったことの一つに「この問題の正解はこれだけど、なぜそうなるのかよくわからない」ということがありました。
結局、何時間もかかっていろいろな本・Webサイトで調べたことのはいい思い出ではあるのですが、やはり学習時間には限りがあります。
後述しますが、本教材では電験二種に出題されうるあらゆる項目の理論について、過去30年分(平成7年度以降)の過去問をベースに調べ尽くし、「なぜそうなるのか?」をできるだけわかりやすく解説しています。
本教材を使って少しでも限られた時間を有効に使っていただき、合格までの最短距離を歩んでいただければ、著者としてこれ以上嬉しいことはありません。
この考え方は本サイト「電気の神髄」の記事を執筆する際にも意識していることです。
ときには「なぜそうなるのか」を調べるために、膨大な調査時間と思考するエネルギーを費やす必要があります。
本教材に加えこのサイトの記事でも、読んでくれた方が少しでもそのような時間とエネルギーを節約し、従事するお仕事・学習の手助けになれば幸いです。
価格
本教材の価格はこちらです(全内容の一括購入セットのみの対応です)
E-ラーニング講座 | DVD講座 | E-ラーニング+DVD講座 |
---|---|---|
178,000円(税抜) | 198,000円(税抜) | 218,000円(税抜) |
上記の価格は、決して安いものではないと思います。
ただ、電験二種の学習に関して、ご購入していただける皆様に自信をもって提供できる内容となっています。
詳しくはこのページの後半にてご紹介しますが、他社講座にも負けない内容であると自負しています。
今の段階で「ちょっと購入には踏み切れない…」という方も、まずこのページの内容をご確認いただき、購入をご検討いただければ幸いです。
講師紹介
教材監修者ー加藤史彦
教材監修を担当したのは本サイト管理人の私、摺り足の加藤こと加藤史彦(実は「加藤」は本名)です。
大学卒業後、変電機器の設計者として某メーカーに入社後、現在は退職し自営業(主に執筆業)をしております。
電験に関しては、第三種、第二種の受験を経て、平成30年度第一種電気主任技術者試験に合格しました。
(詳しい電験の受験歴などはこちら(本サイトの記事です))。
電験一種合格後は、本サイト「電気の神髄」を立ち上げ、「なぜその理論に到達できるのか?その理屈を知りたい」という方向けに、日々電気工学関連の記事を投稿しています。
皆様、いつもご愛読ありがとうございます!
講師ー池田友哉先生
収録講義を担当していただいたのは、SATの看板講師でもある池田友哉先生です。
同じくSAT株式会社より発売中の「第三種電気主任技術者講座」でも講義をご担当されているほか、YouTube「電験革命」でも、特に電験三種の理論科目を中心に人気が高い講師です。
上記を含め、もともと塾講師をしていらっしゃった経歴や、電験三種の社内講師の実績もあり、その実力は折り紙付きです。
そして何より、お互い受験生時代、Twitter上で切磋琢磨し合った盟友でもあります。
このときの縁がこの教材開発につながるとは、夢にも思いませんでしたが…笑
今回、私が執筆したテキストに関しても、素晴らしい講義を全科目にわたって付けていただきました。
特に電験二種に関しては、ときにレベルの高い内容を理解・習熟しなければなりません。
池田先生の明瞭・丁寧な解説で、学習の効率は飛躍的に上昇することでしょう。
テキストの内容をご紹介!(加藤担当分)
まずは自分が主担当であり、熱量を注ぎ込んだ「第二種電気主任技術者合格講座」テキストの内容についてご紹介します。
下記では、各書籍のサンプルPDFを公開しています。
もしうまく表示されない場合は、お手数ですが再度ページ読み込みを行っていただければ幸いです。
電力・管理 [計算]編
こちらは二次試験「電力・管理」科目の、計算問題に特化したテキストになります。
二次試験突破には、配点の多い「電力・管理」科目の攻略が必須です。
また、最近では「論説問題は覚えることも多く、どうも苦手だな…」と感じる方も多く、「計算特化型」の戦略を取るケースもあるか思います(自分もそうでした)。
本書は「解法プロセス」の解説に重点を置いており、特に「計算特化型」の方に相性が良いです。
計算問題の解答作成には、必ず(出題者の意図した)適したプロセスを順々に踏んでいく必要があります。
そして、その「解法プロセス」は、問題のタイプごとに共通する部分があります。
例えば、「三相短絡事故」の問題であれば、「解法プロセス」は次のようになると思います。
- インピーダンスマップの作成
- 各%インピーダンスの基準容量の統一
- 各%インピーダンスの合成
- 三相短絡電流の数値計算
本書ではそんな「解法プロセス」を体系化し、様々な問題に対応する総合的な実力をつけられるよう工夫しました。
特に「電力円線図」「一線地絡事故の計算」「異容量V結線」「分布負荷の計算」など、単純暗記では絶対に攻略できない単元も、1つ1つのプロセスを意識していけば、誰でも必ず解けるようになります。
ぜひ、実際に使って確かめてみてください!
機械・制御 編
こちらは二次試験「機械・科目」科目のテキストになります。
「機械・制御」科目は、「電力・管理」科目より得点配分は少ないながらも、自分で得意な問題を選択できる特性上、ここで得点を稼いでおきたい人も多いと思います。
そして、出題のほぼすべてが計算問題であり、苦手な方も避けては通れません。
本書は「電力・管理」科目と同様に「解法プロセス」の解説に重点を置くと同時に、あらゆる問題への対応力をつけていただけるような構成にしています。
というのも、この科目では「誘導機」「変圧器」「自動制御」などの機器・理論ごとに大問が組まれます。
それぞれの分野は本来非常に奥深いゆえ、表面的な知識だけでは対応できないのです。
例えば、「変圧器」では、
- 変圧器の電圧変動率
- 変圧器の損失と効率
- 変圧器の並行運転
- 変圧器の温度上昇試験
- V結線変圧器
- スコット結線変圧器
- 単巻変圧器
と、ざっと挙げただけでもこれだけの単元の出題可能性があります。
当然、この中からどの問題が出されるかはわからないため、全てにくまなく対応していると、学習時間が膨大になる可能性もあります。
本書では、過去の出題実績を30年分徹底的に分析し、各分野について「理論(解説)」→「演習(例題)」の順番で学習していただけるよう工夫しました。
同科目の基礎となる「誘導機」「変圧器」などの四機や、特に選択する方が多いと思われる「自動制御」、逆に皆避けて通るであろう「パワーエレクトロニクス」についても、本書だけで網羅的に学習ができ、総合的な対応力がつく構成にしています。
(特に「誘導電動機の残留電圧」「同期発電機の突発短絡電流」「現代制御」など、やや発展的であるとも言える単元までもれなくカバーしています)
ただ、4問中2問選択するという科目の特性上、本書の全部の内容をゴリゴリやる必要はなく、「必要な分量だけ、ガッツリやり込む」ことが可能です。
ご自身の学習計画・戦略に合わせ、本書を有効活用してみてください!
理論 編
こちらは一次試験「理論」科目のテキストになります。
「理論」科目は、(電験三種にも共通していますが)電磁気・電気回路などのすべての科目の基礎となる事項を扱います。
そして、計算問題の割合が圧倒的に多くなります。
特に、電験二種では微分・積分や複素数・ベクトルの計算を多用することもあり、求められる計算力のレベルは低くありません。
本書は学習する方の「理論」に関する知識・技法を電験三種レベルから引き上げ、二種に対応できる実力をつけてもらうことを目的として作成しました。
例えば、三種でも登場した「電気回路の過渡現象」を学ぶ際は、二種レベルでは電圧・電流の式を自分で導出できるまでになっておく必要があります。
そのため、本書では、
- 回路方程式の解法
- ラプラス変換を用いた解法
- 実際の回路($RL$直列回路、$RC$直列回路など)における現象
- 例題による演習
という丁寧なステップを踏むことで、確実な対応力をつけることができるような構成にしています。
電験二種の合格には「理論」科目の攻略は避けては通れません。
一次試験ながら全く手を抜けない科目ゆえ、本書も非常に力を入れたものになっています。
電力/電力・管理 [論説]編①
こちらは一次試験「電力」科目に加え、二次試験「電力・管理」科目の論説問題にも対応したテキストになります。
本書はその名の通り、「電力」科目と「電力・管理」科目の論説問題対策が同時にできる構成になっています。
後ほど紹介する「法規」科目もそうですが、これらの科目の出題範囲にはかなり重複があり、両方同時に学習できればかなり効率が良くなるのです。
(同じ「発電」や「電力系統」の知識を扱っているため、当然といえば当然です)
本書では、節ごとに「解説」→「例題(電力)」→「例題(電力・管理)」とすることで、両方の科目への対応力をつけると同時に、深い理解ができるよう工夫しました。
(一部「電力・管理」科目に出題実績がない場合は、「例題(電力)」×2としている節もあります)
というのも、「電力・管理」科目は筆記形式であるため、「解答作成のための説明力」が必須です。
これらを身につけるためには、必然的に「内容に関する理解」が必要になってきます。
そして、どうせ学習しなければならないのであれば、重複している部分は一緒にやってしまった方が、一挙両得な結果が得られると考えています。
また、本科目は電力系統に関する幅広い知識が問われますが、他の科目と同様に過去の出題を徹底的に分析し、網羅的に学習できるような内容にしました。
例えば、二種特有の出題事項である「水車の入口弁」「タービン発電機の励磁方式」「変電所の母線方式」などは、いざ学習しようと思っても参考書が限られますが、本書であればくまなく学習できます。
二次試験の論説問題が苦手な方も、本書で楽しく学んでみてください!
機械 編
こちらは一次試験「機械」科目のテキストになります。
電験三種の受験経験がある方はわかるかもしれませんが、「機械」科目の厄介な点として「出題分野の多様性」が挙げられると思います。
「電力」科目はまだ「電力系統」という大きなテーマのもと出題がなされますが、「機械」科目は「直流機」「誘導機」などのいわゆる「四機」のほか、「パワーエレクトロニクス」「電動機応用」「照明」「電熱・電気加工」「電気化学」「情報」など、多岐にわたるのが特徴です。
それゆえ、「実際どのように学習したらいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
また、二種の過去問を見ていると、「これってどこに載っているんだろう?」というような問題に出会うことも多いと思います。
本書では、他の科目と同じく過去の出題を徹底分析し、重要事項を網羅的にまとめました。
「直流発電機・電動機の特性曲線」や「同期電動機の電機子反作用」といった定番の範囲から、「各種照明器具」「電気加工」「電池の種類」などの少し学習しづらいところまで幅広くカバーしています。
例えば、「直流発電機・電動機の特性曲線」であれば、
- なぜ分巻発電機の外部特性曲線はピーク値がある曲線になるのか?
- 他励、分巻、直巻・複巻でトルク特性がどう違うのか?
といった、試験で問われる少し突っ込んだところまで学べる内容になっています。
ぜひ本書で、効率よく幅広い対応力を身につけてみてください!
電力/電力・管理 [論説]編②
こちらは一次試験「法規」科目に加え、二次試験「電力・管理」科目の論説問題にも対応したテキストになります。
「法規」科目は、条文自体の穴埋めと関連事項、そして施設管理に関する問いが出題されます。
この科目に関しては、条文を覚えるのが苦手という方は多いのではないでしょうか?
特に最も出題される「電気設備に関する技術基準を定める省令」および「電気設備の技術基準の解釈」では、読むべき範囲が多岐に渡り、文字だけの条文のみで内容まで理解するのは至難の業です。
本書では、穴埋め問題で問われる条文をそのまま掲載するだけでなく、過去の実績を分析した上で重要事項を表にまとめ、見やすく・覚えやすくする工夫をしています。
例えば、定番の出題範囲である特別高圧保安工事(解釈第95条)では、
- 電線の種類と接続方法
- 支持物の種類別径間長
- 電線を支持するがいし装置の種類
- 架空地線、自動遮断装置などの施設要件
などの項目を細かく覚える必要がありますが、本書では1つの表にまとめ、バッチリカバーしています。
一方、施設管理ですが、こちらは二次試験「電力・管理」科目の論説問題対策も兼ねた構成となっています。
この分野では、電力系統の運用(電圧・周波数調整や接地方式)や、各種ガイドライン(高調波・系統連系)に関する知識が問われますが、「知らないと解けない」系の問題も少なくありません。
そして、これらは二次試験の論説として出題される可能性もあるため、ここでしっかり対策しておく必要があります。
本書ではそれらの範囲までしっかりカバーし、簡潔ながらも漏れがない構成にしています。
ぜひ、本書で効率よく対策をしてみてください!
テキストの内容をご紹介!(池田先生担当分)
合格講座-計算ドリル
こちらは電験二種に必要な数学力の習熟・向上を目的とした「計算ドリル」になります。
池田先生は「電験3種書き込み式最強計算ドリル」「電験2種書き込み式最強計算ドリル」という、初学者向けの計算ドリルを出版しております。
本書はそのうち「電験2種〜」の内容をベースとして、合格に必要な基礎的な数学を丁寧に解説しています。
「微分・積分」「ラプラス変換」「行列」などの合格に必要な、そして実践に入っていくうえで必要な数学力が身につきます。
それらをまったく知らない方でも、一から演習を含めて、無理なく学習できる構成になっています。
筆記まである電験二種において、数学力の向上は避けては通れません。
そして、単純に覚えるだけでは不十分であり、手を動かして習熟する必要があるんです。
本書を通じて、最短距離でレベルアップを図りましょう。
過去問題集(最新5年分)
これまでご紹介してきた合格講座に加え、最新5年分の過去問題集および解説(テキスト+講座)が附属します。
ただ、これを見て「5年分しかついていないのか?」と疑念を持たれる方もいらっしゃると思います。
しかし「合格講座」の方では、1つ1つの単元の終わりに「例題」として、過去30年に出題された重要問題について、私が厳選したものが収録されています。
なので、先にご紹介したテキストをこなすだけで、自然とそれだけの複数年度にわたる過去問の演習を積んでいることになるんです。
(ちなみに、厳選した範囲としては、新制度となった平成7年度以降をすべてカバーしています!)
よって、こちらの最新過去問集を組み合わせていただければ、ほぼ網羅的に学習することができますので、どうぞご安心ください。
加えて、すべて池田先生の解説、動画講義付きとなっておりますので、市販されている過去問題集を買うよりもお得感満載です。
電験二種の試験も年度ごとに難化していくため、ある程度は最新年度の「相手の出方」を知っておく必要があるとも思います。
この過去問題集を「合格講座」と組み合わせてご活用いただくことで、電験二種の攻略がグッと楽になります!
さいごに
今回は自分の著書でもあり、素晴らしい講義を付けてくださった池田先生との合作でもある「『第二種電気主任技術者講座』DVD講座+Eラーニング講座」についてご紹介させていただきました。
こちらは自分の持てる知識・経験を総動員し、徹底的なリサーチ・分析を経て、膨大な時間を注ぎ込んだ自信作です。
そして、自分が「あったらいいな」と思うような教材を具現化したものになります。
決して安くない値段ではありますが、効率的な学習ができる最強のツールを自信をもって提供できます。
繰り返しになりますが、本教材を使って限られた時間を少しでも有効に使っていただき、合格までの最短距離を歩んでいただければ、著者としてこれ以上嬉しいことはありません。