本サイト「電気の神髄」に訪問ありがとうございます。摺り足の加藤と申します。
私は、メーカーにて電気機器設計のエンジニアとして7年ほど勤めた後、退職し今はフリーランスとして活動しています。
このサイト「電気の神髄」は、電気関係の技術者だった私が、電気工学の知識について奥深く追究し、かつ分かりやすくまとめていくことを目標として開設しました。
そのきっかけは、電気資格の最高峰である第一種電気主任技術者試験、通称「電験一種」合格のために日々勉強してきたことでした。
この記事では、私の電験受験の経歴と、受験を終えた後でのこのサイト開設にかける想いを述べたいと思います。
私の電験略歴
電験略歴表
私の電験受験略歴を下記の表にまとめてみました。
受験のきっかけ
私は元々、大学で電気工学を専攻していました。
大学卒業後、某大手電機メーカに就職して変電機器設計の仕事に就いたものの、大学で勉強したはずの電気の基本的な知識がすっぽり抜け落ちていました。
しかも、業務で必要な知識は(当然ですが)より専門的・実践的です。
こういった状況の中で、自身の実力不足を日々感じていました。
入社3年目のある日、書店にてふと電験三種の参考書を手に取りました。
アンペールの法則、テブナンの定理、ランキンサイクル、変圧器…どこかで聞いたことあるような用語の数々。
「これならちょっと勉強すればできそうかも…」と思いました。
これが電験受験生活の始まりでした。
三種・二種受験生時代
三種は参考書で知識を詰め、過去問をメインに勉強しました。
10年分の過去問を4~5周はしたでしょうか。
勉強開始が3月だったので、試験本番までにおよそ半年を費やしました。
その甲斐あって、勉強を開始して1年目で三種は全科目一発合格しました。
並行して二種一次試験も受験したのですが、三種で得た知識と、たまたま分かる問題が出たおかげで、結果は全科目合格。
十分な準備期間もないまま特攻した二次試験についても、比較的得意な分野の問題が出たおかげか、一発で合格することができました。
一種受験生時代
二種合格時点で「ここで終わってもよいかな…」と思いましたが、「自分は本当の実力で二種に合格したのではない」という反省の念と「どうせなら行くところまで行ってみよう」という思いから、一種受験を決意しました。
しかし、一種ともなると参考書もなく、勉強テキストは過去問のみ。
しかも、問題のレベルもやはり高く、二次試験ともなるとやはり最高峰という感じです。
受験1年目は一次試験の理論を中心に勉強し、結果、運良く法規以外の三科目合格。
2年目は法規も合格し、二次試験に向け20年分以上の過去問周回をし、万全の態勢で臨んだはずでしたが、結果的に問題との相性が悪く不合格に。
しかし、背水の陣で臨んだ受験3年目、不合格ならば一次試験からリセットになるという状況で再び二次試験に挑み、合格を勝ち取ることができました。
以上が、私の電験受験の経歴です。
当サイトの開設理由
(元)技術者として
そもそも、私が電験を含めた電気工学を学ぶ目的は、資格等が必要な仕事に就くことではなく、「一技術者として大成するための第一歩」であったからです。
(現在私は技術者ではないのですが、電気工学にはずっと携わっていきたいと思っています)
そして、これまで大学・会社と電気工学に携わってきた中で、自分の得た知識を可能な限り皆さんに還元していきたいと考えています。
参考書は「なぜそうなるかの根拠」の説明が不十分
しかし、電験を勉強していて気付いたことですが、電気工学の理論は問題を解くためのツールとしては使えるが、そもそもどういった経緯でこの理論が使えるのか、しっかり説明されている書籍は意外に少ないということです。
(しかも、知らなくても問題は案外解けてしまう…)
一方、電験一種におけるレベルが高い問題においては、ある程度突っ込んだ知識が必要なのにもかかわらず、習得には各分野の専門書を読み漁る等の手段しかなく、勉強するのに苦労した経験があります。
例えば、自分は「対称座標法」「現代制御」について調べるのに苦労しました。
知識を体系的にまとめたい
そういった意外と曖昧な電気工学の知識を少し突っ込んで、かつ体系的にまとめてある場所があれば良いなと思い、このサイトを開設しました。
電気工学の一つ一つの分野・項目について、なぜそういった理論が成立するのか、奥深く突っ込んでいければと思います。
最終的にどのような形になるかまだまだ不透明ですが、少しずつ知識をアウトプットしていければと思ってますので、よろしくお願いいたします。
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