【重版出来】著書「電験カフェへようこそ 電験三種のギモン・お悩み解決します」のご紹介

当サイト「電気の神髄」をいつもご利用ありがとうございます。管理人の摺り足の加藤です。

 

2022年5月18日、オーム社より「電験カフェへようこそ 電験三種のギモン・お悩み解決します」が発売になりました。

本書は、(謎の)電気工学を探求する漢たちである「電験アカデミア」のメンバーの一員として、またカフェジカとのコラボという形で筆を執らせていただいております。

 

そして、発売から2週間が経過した現在、重版が決定となりました!

既にご購入いただいた方には、本当に感謝の言葉しかありません。

 

そしてこのページでは、購入を迷っている方のほか、既に購入したけど「効果的な使い方など、もっとこの本を知りたい」という方のために、本書の内容・特長とその魅力、使用する際のポイントなどについてご紹介させていただきます。

本書「電験カフェへようこそ」その内容と特長

本書の概要

本書「電験カフェへようこそ 電験三種のギモン・お悩み解決します」(通称「アカ本」)は、電験カフェ「カフェジカ」にやってきた電気の勉強で迷える初心者を、我々「電験アカデミア」が救う、というコンセプトの書籍となります。

後ほどご紹介しますが、本の表紙にも登場する電験アカデミアは、戦士や神官、魔術師といった(謎で奇抜な)恰好をしておりますが、いずれも現役の電気の専門家であり、本書を執筆するにあたり結成されたドリームチームです。

 

そしてそんな電験アカデミアが、電験三種で初心者が躓きやすいポイントを丁寧におさえ、持ち前の知識でズバッと解決する、というのが本書の大まかな流れです。

本書は「10:00 モーニングタイム」「15:00 おやつタイム」などのカフェジカで実際に過ごす際のタイムスケジュールに沿って進行し、まさに「カフェジカに来た気分」が味わえる1冊です。

 

 

Q&A

この本のメイン、なんといっても我々電験アカデミアが執筆した「電気の初心者が陥りがちな悩みをズバッと解決する」Q&Aがおススメです。

Q&Aは全部で72テーマあり、本書の計画段階から著者それぞれがこれまでの経験、そして実際に受験生の方々からヒアリングたものから厳選したテーマばかりになります。

具体的な内容を少しお話しすると、「電圧や電位って何?」「等価回路って何?」といった超基本事項から、「変圧器の巻線と鉄心が短絡しない理由」「さまざまな法令の間の関係性」などのやや実務的なテーマまで、既存の参考書にはあまりなかったラインナップとなっております。

 

しかし、これらは特に電気の初学者やこれから三種を受験する人が必ず疑問に思う事柄であり、電気に携わる技術者になる者としては理解必須の内容です。

そんな重要なテーマについて、本書では著者たちが本当に分かるように懇切丁寧に解説しているので、読むとスッキリ解決する開放感を味わえるつくりとなっています

  • 電位って何ですか?電圧との違いは?
  • 電界がイメージできません。
  • なぜ交流を複素数や指数関数で表すのでしょうか?
  • 変圧器の巻線と鉄心が、短絡しない理由は何ですか?
  • 特殊な形のコンデンサについて教えてください。
  • さまざまな法令の間の関係性が知りたいです。
  • 需要率、不等率、負荷率について教えてください。
  • 電力用半導体素子の種類が多すぎて分かりません。

 

トークコーナー

Q&Aの合間には「効率的な勉強法」「試験前の過ごし方」など、著者陣の経験や思いなどを熱く語ったトークコーナーも設けています。

こちらも既存の本ではコラム的な位置づけで描かれている内容ではありますが、本書では結構ガッツリページ数を割いて掲載しています。

 

特に勉強に疲れたときや、今後の受験生活で不安に思ったタイミングで、息抜きとして読んでいただける内容になっています。

  • 電験三種は、なぜこんなに範囲が広くて難しいのだろう?
  • 効率的な勉強方法とは?
  • 計算問題のマル秘テクニック教えます
  • 試験前日や当日はどう過ごす?
  • 資格を取った後のハナシ

 

あきら先生の特別講義

さらに、カフェジカ技術顧問である「あきら先生の特別講義」も見どころです。

あきら先生は保安管理業務の豊富な経験をもとに、電気主任技術者向けの実務講習会もなされています。

 

そして、本書では主に法規科目に関連する「保安規程」や、電気主任技術者を目指す人のための「心得」について語っていただきました。

ちょっと勉強を諦めそうになったとき、資格取得後の実務に思いを馳せたいときに読むのがおススメです。

  • 電気主任技術者と保安規程
  • 電気主任技術者の心得

 

本書の発売の経緯

本書は、電験アカデミア結成前、オーム社で電験関係の本を執筆されていた電気男さんが「カフェジカに行った気分になる本を作りたい!」と考えたところから始まります。

同じタイミングで同社の編集者さんより、電気男さんに電験本の執筆の打診があり、カフェジカオーナーの水島さんほか、複数人の著者が執筆する方向で動くこととなります。

 

そして共著者として白羽の矢が立ったのが、電気男さんと以前より親交のあった私やなべさん、そしてTwitter上で活躍されていたnikoさんでした。

全員が電気男さんからの話を受けて即快諾、すぐさま意気投合し、本書の執筆開始に至ることになります。

同時に水島さんをはじめ、職業紹介担当のピカリさん、店長代理でイラスト担当のもっちさん、技術顧問のあきら先生といったカフェジカメンバーとも力を合わせ、世に出る運びとなりました。

 

詳しい物語は、こちらの「エピソード0」にて解説されています。

(カフェジカオンラインショップより無料で購読可能)

【電験アカデミア】エピソード0~無料DL~ 電験3種Q&A BOOKが出来るまで。作成秘話

【カートに入れる】より、無料でDL可能です。※結成秘話をまとめたエピソード0になります。2022年5月オーム社…

 

共著者紹介

電験アカデミアとは

電験アカデミアは電験一種合格後もなお電気工学を究めることを望み、悩める受験生の希望と安寧のために立ち上がりし漢(おとこ)たちです。

ちょっとカッコつけたコンセプトのチームですが、全員電験一種の試験合格者であり、現在は現役の電気主任技術者として活躍されていたり、資格取得後も電験業界に携わっている方々ばかりです。

 

そんなアカデミアのメンバーのほか、本書作成に携わったカフェジカスタッフの方々を、簡単にですがご紹介していきます。

電気男さん

 

頼れる電験アカデミアの大黒柱、「赤の武闘家」電気男さんです。

本業の傍ら、電気系雑誌の連載や著書執筆など、電験業界で第一線で活躍するスゴイ人です。

一方Twitterでは、まるでグルメライターかと見紛うようなラーメン愛が垣間見えます。

本書では、執筆経験を活かしたさすがの文章力と分かりやすい例えを用いた解説で、一見難解な理論も華麗にときほぐしていきます。

 

なべさん

 

トレードマークのなべを片手に、受験生を鉄壁の防御で守る「緑の戦士」なべさんです。

企業の電気主任技術者と建屋施設管理者をなされており、私(摺り足の加藤)と同じく元変圧器設計者の経歴をもっています。

電験二種・三種・エネ管(電気)を同時合格、そして翌年に電験一種も合格した神童であり、Twitterでも変圧器技術などのマニアックな情報を発信しています。

今回、本業も家族サービスも同時にこなしながらの執筆で、常に初心者目線に立った論理的かつ優しい語り口が特徴です。

 

nikoさん

 

電験界隈の超新星、謎の狐面の男、「白の神官」nikoさんです。

製造業の電気主任技術者として活躍されていると同時に、電気工事士の副業もこなされています。

相関マップまで作ってしまう電磁気愛と、最近話題の「電気設備〇×クイズ」を筆頭に、講師・クリエイターとして急成長を遂げています。

今回電験一種を受験しながらの執筆作業となりましたが、他の参考書には書かれていないような独創的な解説で一線を画しています。

 

摺り足の加藤

 

電験アカデミアでは「青の魔術師」として、魔術書を片手に受験生の悩みを解きほぐすとして活躍するのが本サイト管理人、私摺り足の加藤です。

大学卒業後、変電機器の設計者として某メーカーに入社後、現在は退職しフリーランス(主に執筆業)としてのんびりやっております。

電験に関しては、第三種、第二種の受験を経て、平成30年度第一種電気主任技術者試験に合格しました(電験遍歴はこちら)。

このサイトの記事と比べると、文章としてはかなり柔らかめの語り口で書き上げました。その点も読み比べながら楽しんでいただければ幸いです。

 

カフェジカスタッフのみなさん

 

カフェジカ(カフェ自家用電気)は大阪に実在する、様々な電気技術者が集まる喫茶店形式のフリースペースです。

現役の電気主任技術者を始め、電験の受験生の方や受電設備に関わる方々などなどが集い、様々な情報交換の場として利用されています。

 

そして、そんなカフェジカのオーナーが(株)ミズノワ社長である水島さんです。

本業の職業紹介のほか、カフェジカでは楽しいイベントを日々企画し、業界の盛り上げに何役も買っています。

水島さんと職業紹介担当のピカリさんは、我々アカデミアとのトークコーナーでも司会進行をしてくださっています。

 

また、「アトリエもっち」ことカフェジカ店長代理のもっちさんは、本書の表紙ほか、アカデミア陣のイラストも手掛けており、本書を彩り鮮やかに飾ってくださりました。

さらに、技術顧問のあきら先生は、先程紹介した特別講義担当を担当してくださっています。

カフェジカでは日々ためになる実験を繰り広げており、その装置の魔改造っぷりもカフェジカでは見どころとなっております。

 

なお、スタッフの皆さんは各章の扉にも登場し、アカデミア陣と楽しい会話を繰り広げてくれていますので、その点も必見です。

 

本書のおススメの使い方

ここでは、本書のおススメの使い方をご紹介します。

こちらは、実際にTwitterで使っていらっしゃる方々の使用方法もを参考にさせていただきました。

①電験三種を学び始める前の入門書として

電験三種を学習し始めて「なんだかよく分からない、とにかく難しそう」と思ったことがある人は少なくないかと思います。

なぜ「難しそう」と思うのか、それは自分の身の周りにはない「未知の領域」の内容であり、イメージがしづらいからなのではないでしょうか。

確かに「電界」「電位」などはそもそも目に見えず、「インピーダンス」「アドミタンス」などの用語は、さも常識かのように頻繁に出てきます。

 

そこで本書では、電験アカデミアがそんなイメージしづらい電気の知識を、身の周りの身近な例を例えて解説しています。

電験の世界にいきなりドッと飛び込むのではなく、少しずつ足を踏み入れる手助けをしてくれるのです。

 

最初から電験の問題を解き始める必要はなく、まずは本書でその世界に触れてみてください。

 

②「なぜそうなるのか?」ギモンを感じたときの拠り所として

電験の学習に限らないのですが、基礎をおろそかにすると、忘れた頃にそのツケがやってきます。

例えば「交流を複素数で表す」ことは知っているけど、なぜそんなことができるのか?

これを知っておかないとフェーザ図は描けませんし、無効電力の「遅れ」「進み」ってそもそもなんなのか理解できず、実際の状況で応用が利かないのです。

 

これは、特に電験二種以上の上位資格に経験する場合に重要になります(自身も痛い経験をしたことがあります)。

「なぜそうなるのか?」この本で理解しながら進めていくと、後の学習がラクになってくるでしょう。

 

この本は「ギモン・お悩み解決します」の名の通り、そんな読む人のモヤモヤを華麗に解きほぐしてくれます。

 

③他のテキスト・問題集の副読本として

Twitterをみていて、この「副読本」としての使い方をしている方が非常に多くいらっしゃいました。

ぶっちゃけ、この本「だけ」では電験三種に合格することはできません。

なぜなら、覚えるべき項目を網羅的には書いておらず、問題演習を積むことができないためです。

 

そういう役割はあえて他のテキストに譲り、本書では学習の中でギモンに思ったことを、きれいに解決することを目的に据えています。

他のテキストを見ていて「なんか分からないな…」と思ったことがあったら、本書に戻ってきてください。

そのような合わせ技で学習に取り組むことで、学習効率が何倍にもなるでしょう。

 

④勉強に疲れたときの癒しとして

長期間学習を進めていると、ときにはダレてきたりサボりたくなることもあるでしょう。

そんなときは、トークコーナーを読んでみてください。

 

(当たり前ですが)著者たちも人間で、時にはサボったりつらい経験をしたりして、それを乗り越えて今があります。

そんな経験をぎゅっと凝縮しているのが、本書のトークコーナーだと思っています。

 

特に資格を取った後の話や、あきら先生の心得は、資格取得後のイメージを大きく膨らませてくれるでしょう。

 

⑤資格をとってからのバイブルとして

Twitterを見ていて最も意外だったのは、電験三種を既に取得している方も購入していただけたことです。

電験二種以上の上位資格に挑戦したり、実務をする際に過去勉強したことを振り返るために、など、用途は様々です。

 

しかし、そんな方々に共通しているのは、資格の勉強を超え「電気を知り、扱う」ための学習に時間を使っているということ。

本書に書かれているのは、本当に電気の基礎中の基礎事項です。しかし、ときには知識が曖昧になったりもするでしょう。

そんなときは、いつでもこの本に戻ってきてください。

 

そんな人たちのためのバイブルになることができれば、これ以上嬉しいことはありません。

 

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

電験アカデミアのメンバーとして、約半年間、この本の制作に携わってきました。

 

メンバー全員が同じ思いですが、初心者の悩みを救いたい、その思いを具現化したのがこの本になります。

その思いが届き、一人でも多くの受験生が救われることを切に願っております。

 

そして、電験アカデミアは今後も活動の幅を広げていきます。

当サイトとともに、電験アカデミアのさらなる活躍を見守っていただけると嬉しいです。