- 2019年11月7日
第二種電気工事士筆記試験解答・解説【令和元年度上期 問1~10】
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和元年度上期 問1~10」について解説する。 問1 図のような回路で、スイッチSを閉じたとき、a-b端子間の電圧[V]は。 イ.$30$ ロ.$40$ ハ.$50$ ニ.$60$ 解説 スイッチ$\mathrm{S}$が閉じた場合、下図の赤枠の抵抗が無視できる。 したがって、電源電圧$120 […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和元年度上期 問1~10」について解説する。 問1 図のような回路で、スイッチSを閉じたとき、a-b端子間の電圧[V]は。 イ.$30$ ロ.$40$ ハ.$50$ ニ.$60$ 解説 スイッチ$\mathrm{S}$が閉じた場合、下図の赤枠の抵抗が無視できる。 したがって、電源電圧$120 […]
本記事では、直線状導体がつくる磁束のうち正三角形面を通るものに関して、電験一種の旧制度の問題を通して取り上げる。 直線状導体による正三角形面を通る磁束:例題 出典:電験一種一次試験 昭和62年度問1 (問題文の記述を一部変更しています) 図1に示すように、真空中に置かれた無限に長い直線状導体に電流$I[\mathrm{A}]$が流れている。 図1 直線状導体と正三角形 […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「平成28年度下期 問41~50」について解説する。 配線図 図は、鉄骨軽量コンクリート造一部2階建工場の配線図である。 この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。 注意 屋内配線の工事は,動力回路及び特記のある場合を除き$600\mathrm{V}$ビニル絶縁ビニ […]
本記事では、円筒導体に流れる電流の空間および時間分布を考え、表皮効果と表皮の深さに関する式を導出する。 円筒導体内の電流分布 円筒導体における電磁気の基本式 円筒導体の長さ$x$方向に、時間$t$で変化する電流密度$\boldsymbol{J}\left(x,t\right)$である電流が流れている場合を考える。 ただし、電流はその他の方向には流れ出ないものとする。 このとき、導体内 […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「平成28年度下期 問31~40」について解説する。 配線図 図は、鉄骨軽量コンクリート造一部2階建工場の配線図である。 この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。 注意 屋内配線の工事は,動力回路及び特記のある場合を除き$600\mathrm{V}$ビニル絶縁ビニ […]
本記事では、多導体送電線のインダクタンスの式を導出し、かつ多導体送電線の等価半径について記述する。 2導体送電線のインダクタンスと等価半径 2導体送電線 送電線の1相あたりの導体本数を複数本以上に分けたものを多導体送電線という。 まず、図1のように、往復路の導体を各2本使用する2導体送電線のインダクタンスを考える。 図1 2導体送電線 図1において、 $r […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「平成28年度下期 問21~30」について解説する。 問21 電磁的不平衡を生じないように、電線を金属管に挿入する方法として、適切なものは。 解説 電磁的不平衡を生じないようにするには、往復線を同一管内に収める。 単相2 線式では2本 単相3線式では3本 三相3線式では3本 三相4線式では4本 その回路のすべての電線を同一管内に収める。 &n […]
本記事では、平行に設置された複数の円筒導体からなる「往復多導体」の鎖交磁束およびインダクタンスの式を導出する。 多導体の鎖交磁束 図1のように、$n$本の平行に設置された一様な円筒導体について考える。 図1 平行に設置された多導体 同図の各導体には、それぞれ電流$i_1,\ i_2,\ \cdots,\ i_n[\mathrm{A}]$が流れている。 このとき、各電流が […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「平成28年度下期 問11~20」について解説する。 問11 漏電遮断器に関する記述として、誤っているものは。 イ.高速形漏電遮断器は、定格感度電流における動作時聞が$0.1$秒以下である。 ロ.高感度形漏電遮断器は、定格感度電流が$1000\mathrm{mA}$以下である。 ハ.漏電遮断器は、零相変流器によって地絡電流を検出する。 ニ.漏電遮断器には、 […]