- 2021年8月31日
第二種電気工事士筆記試験解答・解説【令和3年度上期(午後) 問31~40】
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和3年度上期(午後) 問31~40」について解説する。 配線図 図は、鉄筋コンクリート造の集合住宅共用部の部分的な配線図である。 この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。 注意 屋内配線の工事は、動力回路及び特記のある場合を除き$600\mathrm{V}$ビ […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和3年度上期(午後) 問31~40」について解説する。 配線図 図は、鉄筋コンクリート造の集合住宅共用部の部分的な配線図である。 この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。 注意 屋内配線の工事は、動力回路及び特記のある場合を除き$600\mathrm{V}$ビ […]
本記事では、ジュールの法則に関する式の導出、および関連する項目として「最小発熱定理」について解説する。 ジュールの法則の概要 ジュール熱 「導体中を電流が流れる」ということは、「その抵抗に逆らって電荷を高電位側から低電位側に移動させる」ことを意味する。 この電荷の移動は、導体に印加された電界が仕事をすることによってなされ、導体中の電子を加速させ運動エネルギーを与えることになる。 このとき、加速され […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和3年度上期(午後) 問21~30」について解説する。 問21 図に示す一般的な低圧屋内配線の工事で、スイッチボックス部分の回路は。 ただし、ⓐは電源からの非接地側電線(黒色)、ⓑは電源からの接地側電線(白色)を示し、負荷には電源からの接地側電線が直接に結線されているものとする。 なお、パイロットランプは$100\mathrm{V}$用を使用する。 & […]
本記事では、計器用変圧器の種類の1つである「コンデンサ形計器用変圧器」について解説する。 コンデンサ形計器用変圧器の構造 コンデンサ形計器用変圧器(CVT)は、容量分圧器の原理およびリアクトルとの共振を利用した計器用変圧器の一種である。 図1にCVTの構成を示す。 図1 コンデンサ形計器用変圧器(CVT) CVTは「計器用変圧器」という名称を用いているが、電磁誘導作用を […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和3年度上期(午後) 問11~20」について解説する。 問11 金属管工事に使用される「ねじなしボックスコネクタ」に関する記述として、誤っているものは。 イ.ボンド線を接続するための接地用の端子がある。 ロ.ねじなし電線管と金属製アウトレットボックスを接続するのに用いる。 ハ.ねじなし電線管との接続は止めネジを回して、ネジの頭部をねじ切らないように締め […]
本記事では、さまざまな交流波形の平均値・実効値、およびそれらの値から導かれる波形率・波高率をまとめる。 各指標の定義式 平均値 平均値は、1周期間でとりうる瞬時値の平均の値となる。 周期$T$の交流波形$v\left(t\right)$の平均値$V_\mathrm{avr}$は、次式で計算できる。 $$V_\mathrm{avr}=\frac{1}{T}\int^{T}_{0}\left|v\le […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和3年度上期(午後) 問1~10」について解説する。 問1 図のような回路で、8Ωの抵抗での消費電力[W]は。 イ.$200$ ロ.$800$ ハ.$1200$ ニ.$2000$ 解説 回路の合成抵抗$[\Omega]$は、 $$\frac{20\times30}{20+30}+8=12+8=20\Omega$$ &n […]
本記事では、オームの法則の式の導出と、他分野における類似法則について解説する。 オームの法則の導出 オームの法則(Ohm’s Law)は「均一の物質から成る導線の2点間の電位差は、2点間に流れる電流に比例する」というものである。 法則自体は実験的に導かれたものであるが、ここでは導体内の電子の運動を考えることによってオームの法則の式を導出する。 導体断面を流れる電流 図1のように、長さ$ […]
本記事では、第二種電気工事士筆記試験のうち「令和3年度上期(午前) 問41~50」について解説する。 配線図 図は、鉄筋コンクリート造集合住宅の1戸部分の配線図である。 この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ、ロ、ハ、ニ)が書いてある。 それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。 注意 屋内配線の工事は、特記のある場合を除き$600\mathrm{V}$ビニル絶縁ビニルシー […]
本記事では、同軸円筒導体をコンデンサとみなした場合の単位長あたりの静電容量を、様々なパターンについてまとめる。 同軸円筒導体の静電容量(導体間が空洞である場合) 本記事では図1のように、ある径の円筒導体がそれよりも径の大きな中空導体に包まれている「同軸円筒導体」について考える。 この同軸円筒導体は2つ(以上)の導体が向かい合っている形となるため、一種のコンデンサとみなすことができる。 […]