- 2019年3月12日
二線断線時の故障計算(対称座標法)
本記事では、対称座標法を用いた二線断線故障計算について解説する。 二線断線故障時の回路 二線断線故障時の回路を図1に示す。 同図では、電源を含む三相電力系統$A$および$B$の間を繋ぐ送電線のうち、$b$および$c$相が断線している状態である。 同図のうち、断線地点を$D_A$および$D_B$とする。 また、各端子間の電圧を$\dot{V_a},\ \dot{V_b},\ \dot{ […]
本記事では、対称座標法を用いた二線断線故障計算について解説する。 二線断線故障時の回路 二線断線故障時の回路を図1に示す。 同図では、電源を含む三相電力系統$A$および$B$の間を繋ぐ送電線のうち、$b$および$c$相が断線している状態である。 同図のうち、断線地点を$D_A$および$D_B$とする。 また、各端子間の電圧を$\dot{V_a},\ \dot{V_b},\ \dot{ […]
本記事では、対称座標法を用いた一線断線故障計算について解説する。 一線断線故障時の回路 一線断線故障時の回路を図1に示す。 同図では、電源を含む三相電力系統$A$および$B$の間を繋ぐ送電線のうち、$a$相が断線している状態である。 同図のうち、断線地点を$D_A$および$D_B$とする。 また、各端子間の電圧を$\dot{V_a},\ \dot{V_b},\ \dot{V_c}\ […]
本記事では、対称座標法を用いた二線地絡故障の計算について解説する。 二線地絡故障時の回路 図1に二線地絡故障発生時(地絡抵抗ありの場合)の回路を示す。 同図では、 $F$点$b$および$c$相端子が地絡抵抗Rを介して大地に接続され、$a$相は開放状態になっている。 図1 二線地絡故障時回路(地絡抵抗あり) 二線地絡時の故障計算 故障時の初期条件 図1の回路より、$b\ […]
本記事では、対称座標法を用いた二相短絡故障(相間短絡故障)の計算について解説する。 二相短絡故障時の回路 図1に二相短絡故障発生時の回路を示す。 同図では、 $F$点$b-c$相端子間が短絡された状態になっている。 図1 二相短絡故障時回路 二相短絡時の故障計算 故障時の初期条件 図1の回路より、$b-c$相短絡時の電圧・電流の初期条件を考える。 $F$点 […]
本記事では、対称座標法を用いた三相短絡故障および三線地絡故障の計算について解説する。 三相短絡故障 故障発生時の回路 図1に三相短絡故障発生時の回路を示す。 同図より、 $F$点$a,\ b\ ,\ c$相端子は文字通りすべて短絡された状態になっている。 図1 三相短絡故障時回路 故障時の初期条件 図1の回路より、$a-b-c$相三相短絡時の電圧・電流の初期条件を考える […]
本記事では、対称座標法変換($0-1-2$変換)を用いた一線地絡故障計算について解説する。 故障計算における回路 一線地絡故障時の回路 $a$相が一線地絡した場合の回路(地絡抵抗ありの場合)を図1に示す。 同図より、故障点端子$F$からa相端子が地絡抵抗$R$(主にアーク抵抗や樹木などへの接触抵抗)を介して大地に接続され、$b$相および$c$相は開放状態になっている。 […]