電験一種二次試験 計算問題の攻略

電験一種の二次試験について。
この試験では重箱の隅をつつくようなマニアックな問題が出る、とよく言われている。

確かに幅広く出題されるのはその通りだが、ある程度の出題傾向はあると考えている。
今回はその中でも計算問題の出題傾向についてまとめた。

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計算問題攻略

計算問題攻略こそ、二次試験攻略のカギ

多くの電験一種受験者の方が重視していることだと思うが、二次試験攻略には、計算問題の攻略がカギとなる。

論説問題は、膨大な範囲の中、ドンピシャで分かる問題が出題される可能性はあまり高くない。勉強のコストパフォーマンスも良くない。

電力・管理の場合、例年2~4問出題されるが、私の場合は1問分かる問題があれば御の字というスタンスであった。

機械・制御の場合、そもそも論説問題が出る可能性が低く、出題されたとしても選択はしないだろう。

出題パターンの例

計算問題は、ある程度出題のパターンが決まっている。

・電圧、電力計算ならば、送電端電圧と受電端電圧を使って電流の式を導く or 回路の定数から系統の四端子定数を求める。

・故障計算ならば、対称座標法により系統を正相、逆相、零相回路に分けて考え、発電機の基本式から地絡電流を求める。

・自動制御ならば、伝達関数から特性方程式を求め、安定度を判別する。

というように、解答を導く過程でやることがある程度決まっている。

論説問題と異なり、初見の問題であっても、実は持っている知識で解けることもある。
20も30も問題のバリエーションはないので、得るべき知識は決まってくる。勉強のコストパフォーマンスも良いと考えている。

計算問題の出題傾向

平成30~7年の24年分の二次試験の過去問から、計算問題の出題傾向を分析し、カテゴリに分けて整理した。
カテゴリ別に勉強することにより、解答を得るために必要な知識を効率よく習得できると考える。

平成30~7年度「電力・管理」計算問題

※()内は出題数

①水力発電(5)
②火力発電(4)

 ・熱サイクル(2)
 ・理論空気量(2)
③発電機の速度調定率(3)
④系統の電圧降下・電力計算(16)
⑤故障計算

 ・一線、二線地絡故障(6)
 ・二相、三相短絡故障(7)
 ・一線断線故障(1)
⑥高調波(2)
⑦電線の弛度・風圧・電磁力(4)
⑧進行波(3)
⑨分布負荷計算(1)
⑩系統連系・供給支障確率(5)
⑪その他計算問題(4)

平成30~7年度「機械・制御」計算問題

※()内は出題数

①電力機器(43)

 ・誘導機(18)
 ・変圧器(10)
 ・同期機(10)
 ・直流機(2)
 ・その他(3)

②パワーエレクトロニクス(22)
 ・整流器(7)
 ・インバータ(11)
 ・交直変換装置(2)
 ・その他(2)

③自動制御(24)
 ・古典制御(14)
 ・現代制御(10)

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